昨年はルイ・ヴェガの“Because We Love It”での好演も光っていた、ブラウンズウッドの看板シンガーが送る3作目。今回はUKジャマイカンとして自身のルーツをさらに深く掘り下げ、レゲエ、クミナ、カリプソなどのカリブ音楽とジャズの融合点を探っている。そこにモダンな彩りをもたらしたのはドラマー/プロデューサーのモーゼス・ボイド。前作に続いてノラ・ディーンを取り上げた“Peace Begins Within”もいい。