昨年はスキルド・メカニクスという名でアルバムを出していたが、今回は本人名義。前半はいかにもトリッキーらしいドロドロとしたブリストル・ベースが全開だけど、後半はニューウェイヴ・テイストの曲やホールのカヴァーなどで変化を付けている。ロシアのヒップホップ勢、スクリプトナイト、ギャズゴールダー、スモーキー・モーの参加も良いアクセントになって、トリッキー流の低音メランコリアがまた更新された。