延期を重ねていた噂の10作目は、公約通り96年の出世作『Antichrist Superstar』を彷彿とさせる一枚! そう、暴力的なインダストリアル・サウンドと挑発的なメッセージを前面に押し出しているではないか! ここへきてマンソンの棘が鋭さを増しているのは、アメリカ社会の混迷を反映した結果。ゆえに、久々のヘヴィー路線への回帰を無邪気に歓迎すべきか否かは難しいところだが、これが傑作なことだけは確かだ!