3年ぶりになる11枚目は、サザン・ロック/カントリー系シンガーのシューター・ジェニングスを共同プロデューサーに迎えて制作したもの。中身はコロナ以前に完成していたらしく、毒々しいヘヴィネスを放つ一方、アコギや鍵盤を効果的に活かしたメランコリックな作風が目立つ。デヴィッド・ボウイ風味の“Paint You With My Love”、哀愁漂う雄大さに包まれる“Broken Needle” など聴くたびに味わいが増す逸品だ。