ガービッジのドラマーで名プロデューサーであるブッチ・ヴィグの新ユニットは、往年のソフト・ロックへのオマージュでいっぱい。何せフリー・デザインのサンドラらをゲスト・シンガーに迎えているのだから徹底している。かの時代の音楽に対するブッチの愛情の深さに驚かされる一方、サイケデリックかつヘヴィーで、時々オーケストラルなアレンジが、どこか本隊とも通じているように感じられておもしろい。