相変わらずリリースも客演も旺盛なオークランドの若きヴェテラン。今年だけで3枚目となるニュー・アルバムは、代表作のひとつ『Gas Nation』(2008年)の続編という位置付けの意欲作だ。周辺のトラックメイカーを積極的に登用して毎回サウンド傾向を少しずつ変えてくる人だが、今回はいつも以上にドラッギーな酩酊ビーツが目立った感じ。ゲストも多めながら、ガツガツ絶好調な己の存在感をビッシリ塗りたくるのは流石。