アリアナ・グランデ『My Everything』やカニエ・ウェスト『The Life Of Pablo』など、近年の代表的なポップ・アルバムの数々に関わるノルウェーのプロデューサーの、4月に配信リリースされていた初作がついに銀盤化。そのアリアナやケラーニ、ムー、ウィークエンド、フランシス・アンド・ザ・ライツ、カミラ・カベロ、ジェネイ・アイコら豪華な顔ぶれのヴォーカル陣が話題に上ったが、トラップやフューチャー・ベースを進化させたビートにチルな音色を纏わせ、DMCファイナリストという過去が信じられないほど、ピュアな煌めきと美しさを宿す楽曲へと磨き上げた、彼の魅力が詰まっている。現在ロック、ヒップホップ、EDMなどさまざまなフィールドに広まったアンビエントやチルアウトの要素とエッジーなビートの組み合わせは、この男の存在なしではここまで浸透しなかったかも?と思わせる内容だ。今回のCD化にあたっては“Quit”のSeihoリミックスと“Adore”(いずれもアリアナ参加)が追加収録されている。
カシミア・キャット 『9』 アリアナ・グランデやウィークエンドら参加したノルウェーのプロデューサー初作、エッジーなビート+チルな音色
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