XLのリチャード・ラッセルによるプロジェクトの初作には、カーティス・メイフィールドとサンファの疑似共演があったり、ギル・スコット・ヘロン曲をリメイクしたオケでギグスがラップしたりと興味深い〈コラボ〉がズラリ。未来的なR&Bを軸に、スピリチュアル・ジャズ、インダストリアル、そしてリチャードのDRCミュージック仕事を思い出させるアフリカ音楽などが交わった作りは、近年のXLを総括するような凄みが!