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何度聴いても、ハーバートの新曲“One Two Three”が素敵すぎる…!

TOPICSでも紹介しましたが! ハーバート、8年ぶりの新曲がビックリするほど素敵すぎた!ので ……昔はあんなに好きだったのに最近すっかり縁遠くなってしまっていた、マシュー・ハーバートさんを自分的にちらりと振り返ろうと思います。

まずは今週公開された新曲“One Two Three”。

うん、とってもキュートな仕上がりですよ! こんなにストレートにポップで流麗かつエレガントなハーバートが戻ってくるなんて、ここ数年はコンセプチュアルな作品が多かっただけに嬉しい衝撃! マシューさんは、エレクトロニック・ミュージック・シーンのなかで間違いなく、いや、もしかしたら一番〈奇才〉〈鬼才〉という言葉が当てはまるかもしれない、90年代から活躍する天才プロデューサーです。メイン・プロジェクトのハーバートをはじめ、ウィッシュマウンテンドクター・ロキットレディオボーイや、マシュー・ハーバート・ビック・バンド、などなど多数の名義を乗りこなし、それぞれでハウス~ジャズを横断しながら、エレガントなのに変態な(ここがポイント)サウンドを構築。彼の楽曲制作における信条として〈人の曲をサンプリングしない〉ということもあり、音ネタが欲しければ自分で全部録音しちゃったり…。10年前くらいに初めて観たライヴでも、その場でおもむろにビデオのテープをぐちゃぐちゃに引き出しガンガンと破壊、他にもCDを割ったりいろんなものを壊しながら、その音をその場でサンプリングし曲にしていくという、まさにライヴな表現が10代の自分にはとても衝撃だった記憶があります(いまでは同様の手法が多く使われていますが……)。

そんな彼が近年で最高潮に尖がっていたのが、2011年発表のある豚が一生で発する音を使って作られたアルバム『One Pig』ではないかと。ライヴが最高にエクスペリメンタルなのですよ。

まるでインスタレーションの一環みたいな演奏の後ろで、実際に豚の調理が行われています。あまりにアート性の高い鬼才のシュールな(!?)表現には多くのリスナーも騒然としたはず。

コンセプチュアルなマシューさんももちろん魅力的なんですが、やっぱり素直に聴きたくなるサウンドは、名盤『Bodily Functions』を思わせる路線かも。この新曲は新EP『Part 6』に収録されますが、この流れのハーバート名義のアルバムにも期待が高まっちゃいますね!! とりあえず新曲はしばらくヘビロ決定です!

 

 

※海外ウェブ・メディアのDUMMYでは、へッスル・オーディオベン・UFOによる〈マシュー・ハーバート・ワークス10選〉が発表されてますよ。ここからチェックを! 

 

【プロフィール】
Misaki

Misaki

黄色いCD屋さんで働いて10年。店舗バイヤーを経てMikiki編集部へ。素敵な音楽ならいつでもどんなときでも何にも囚われずに聴きたい楽しみたい。暗くて憂鬱、でも美しい音に反応します。インダストリアルとインディーR&Bがいまの気分。ブリストルに行きたい。

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