ハウリング・ベルズのフロントウーマンがリリースしたソロ2作目。彼女の作るどこか投げやりな陰鬱アメリカーナは、キャット・パワーやファイストを思わせる凛としたヴォーカルとマイナー調のメロディーが肝。ロイ・オービンソンへのオマージュを込めたロックンロール“Fast Lane”や、キラーズのブランドン・フラワーズがサポートしたガレージーな“Forgiver”なども飛び出し、ハイライトの連続だ。