バターリング・トリオの登場で次のタームに突入した感のあるイスラエル・シーン。その首謀者リジョイサー、そしてアヴィシャイ・コーエンの元で名を上げソロとしても頭角を現すピアニスト、ニタイ・ハーシュコビッツによるスペシャルなプロジェクト。ニタイ作品のプロデュースをリジョイサーが担っているだけあって、相性は抜群。ニタイのトリオで活躍しRaw Tapesからソロ作もリリースするドラマー、アミール・ブレスラーなど一筋縄ではいかない面々が集結。時にオリエンタルな浮遊感を醸すウワモノとバラエティ豊かなボトム、それらが巧みなバランス感覚で仕上げられており中毒性が高い。