彼女が綴った頁は、真実と愛しかなかった――舞台は取り壊しが決まった聖マラキ病院。患者たちを再診する為に病院に訪れた精神科医グリーン医師。そこで出会った40年間監禁されていたローズが何十年にも渡って日記を書き綴っていた大切な1冊の聖書の存在を知り、彼女の過去に興味を持ち始める――監督は巨匠ジム・シェリダン。とにかく若かりし頃のローズを演じるルーニー・マーラが美しい。女性が主人公ではあるが視点は男性目線。そのせいか、ルーニーの美しさが際立つ。静かに培ってきたローズと酒屋の息子のマイケルとの愛は確かなものであり、観るもの全てがその美しさと悲しさに魅了されるだろう。