デビュー25周年を経て登場の23枚目は、長年タッグを組んでいる柿崎洋一郎やツアーのバンマスも務めた呉服隆一をアレンジャーに迎え、余計なものを削ぎ落として卓越したヴォーカルをしっかり楽しめる一枚に。R&Bなどのブラック・ミュージックを日本人の聴きやすいポップスに昇華し、いつの時代も変わることなく彼にしか作れないエヴァーグリーンな作品を届けてくれる——そんな確信を改めて抱くことができる仕上がりだ。