デビュー30周年を迎え、自身のこれまでの活動と重ねて〈リスクを顧みず、新たな分野にチャレンジすること〉を意味するタイトルを冠したという26枚目。本作では生楽器の響きを大切にしつつ、日本のR&Bシーンを牽引してきた彼だからこそ、ブレることなく洗練された大人の音楽を届けてくれる。みずからに問いかけるように歌う“15歳のボクへ”をはじめ、自分らしく生きることの大切さがギュッと詰まった作品だ。