今年もこの季節がやってきました! 楽しい日々をもっと楽しくするために、スケジュール調整といっしょに耳の夏支度もそろそろ始めましょうか!
すでに開催されているフェスもありますし、〈春フェス〉や〈秋フェス〉なんてのも徐々に一般化しつつある昨今ではありますが、やはり音楽フェスといえば夏でしょ!という声が大きいのは当然かもしれません。照りつける太陽、うだるような空気、どんどん薄着になるあの娘……ということで、開放的な気分でライヴを存分に楽しむためのシチュエーションは夏の深まりにシンクロして着々と出来上がりつつあるわけですからね。
そうやって〈夏フェス〉が風物詩として定着した結果、どちらかというとファッションやライフスタイル的な側面からフェスが語られたり、やたらマーケティング的に分析されたりする機会も多くなっていますが、やはり音楽を楽しんでこそ! 今回はこの夏フェスに登場する注目アクトやその予習盤を紹介してみましょう。あなたの夏がこれでもっと楽しくなりますように……。
轟「今年も夏フェスのシーズンがやってきたけど、君らの予定はどうなってんの?」
土田「いくつかは行きたいと思っています……思ってるだけですけど!」
山西「スケジュールの都合が難しいというか、自分が学生だったら!と思うのってこういう時ですよ」
轟「まあ学生だったら金はもっとないと思うけどな」
北野「それでもやっぱり定番の〈フジ〉や〈サマソニ〉には何とか参戦したいです。昔のようにメンツ的な驚きはないかもしれないですけど、全体的な雰囲気には惹かれるものはありますよね」
土田「〈フジ〉だと個人的にはスロウダイヴに注目かな……」
スロウダイヴの95年作『Pygmalion』収録曲 “Crazy For You”
山西「カニエ・ウェストのキャンセルは残念でしたけど、アウトキャストも観てみたいです」
アウトキャストの2003年作『Speakerboxxx / The Love Below』収録曲 “Hey Ya!”
轟「そうだね。もう一方の〈サマソニ〉に関してはMikikiでガッツリ紹介記事が組まれているのでそちらをぜひご覧いただくとして。とはいえ、何を以て〈フェス〉と呼ぶのかわからないから複数のアクトが祭りっぽく登場する大きいイヴェントをいろいろ引っ括めて紹介してみるわけだけど、秋になるまでずっとどこかでデカい催しがあるっていうのは、いまさらながら凄いことだよね」
山西「どの地方でも行われますし」
土田「〈RIJ〉や〈RISING SUN〉のような老舗はもちろん楽しみですけど、いろいろな土地でいろいろな主旨のフェスがあるという状況はいいですね」
轟「たくさん出てる人たちはいろんなフェスで観られるんだけど、それぞれブッキングにカラーはあるよね。一方で〈Highest MOUNTAIN〉とか〈@JAM EXPO〉みたいに、各フィールドごとの祭典に価値を感じたりもするかな。定番の〈SONICMANIA〉とか、Zeebraの旗振りで始まる〈SUMMER BOMB〉は絶対行っときたいし」
北野「それ、〈SONICMANIA〉が朝に終わってから、寝ないってことじゃないですか」
轟「……まあ、実際に参戦する予定の人はもちろん、行けない人もいろいろ出てる作品をチェックしまくって、みんなで気分を盛り上げていきましょう、ってことです!」