STU48のセカンド・シングル『風を待つ』のリリースを記念して、タワーレコードではフリーマガジン〈TOWER PLUS+〉の臨時増刊号 〈別冊TOWER PLUS+〉を発行! 石田千穂、岩田陽菜、瀧野由美子、土路生優里の撮り下ろしカットとインタヴューを掲載した別冊TOWER PLUS+より、インタヴューをこのページでも特別掲載いたします!!


瀬戸内7県をホームに持つSTU48が、待望のセカンド・シングル『風を待つ』をリリース! 1年ぶりとなるシングルや、完成間近の船上劇場について、石田千穂、岩田陽菜、瀧野由美子、土路生優里の4人が聞かせてくれました。

STU48 風を待つ You,Be Cool!/KING RECORDS(2019)

――待望のセカンド・シングル表題曲は“風を待つ”!

瀧野「初めて聴いてすぐにサビのメロディーが飛び込んできて、その後ずっと口ずさんでいました。楽曲の解禁日までは、何度もSHOWROOMなどで歌ってしまいそうなのを我慢するほどで、耳に残るメロディーですよね」

土路生「歌詞を読ませていただいたときに、自分の予想と少し違っていてラヴソングで新鮮でした。いままでSTU48はラヴソングをあまり歌ってこなかったし、〈I can't stop loving you〉など、英語が入ってくるのも初めてで。爽やかで素敵な曲をいただきました」

岩田「〈青い海に日差しが跳ねて君を乗せた船が近づくよ〉とか、すごくSTU48らしい歌詞だなというのが最初の感想でした。それでいて〈それが恋と気づいた今さら〉と切ない言葉があって、そこにグッときました。長めのスカートをなびかせるようなダンスもとても好きです」

石田「PVを撮った尾道は猫がいることでも有名なので、ダンスの中にもニャーニャーしている所があってかわいいんですよ。あと匂いを嗅いでいるような手の振りがあって、そこは尾道ラーメンを食べている仕草かなと思ってしていました。そういう所にも注目してください」

瀧野「振り付けのコンテンポラリーダンスは経験してこなかったジャンルなので苦労していたんですけれど、磯貝花音ちゃんとかダンスが得意なメンバーが横で苦労しているのを見て、これは本当に難しいんだと思いました。いつもはPVの撮影前日や当日に振付を覚えることが多いのですが、今回は1週間前に振り入れをしていただいて、毎日練習を自分たちで動画に撮って先生に送って見てもらって。先生からは、センターで踊るからには一番多くの人に見てもらう立場なので人一倍頑張りなさいと言っていただいたので、自分でもとにかく一生懸命やろうと思いました」

――そのPVはドローンによる1カット撮影で。

石田「尾道は階段が多くて有名な街なんですが、100段以上を猛ダッシュしながらの撮影でした。私は脚が遅い方なんですが先頭の方だったので、後ろに迷惑をかけるんじゃないかと申し訳なく思っていたら、カメラの陰からメンバーが〈がんばって!〉って応援してくれたりして、みんなで団結して撮ることができた作品だなと思います」

岩田「本当にそうですよね。当日は雨も降ってしまったんですが、〈そこ滑るから気をつけてね!〉って声をかけあったりしてメンバー同士の団結力が深まりました。私は一人で先回りをしないといけないシーンがあって、写っていない所で岩を登っていたんですが、カメラが来るまでに息を整えるのが大変でした(笑)。でもその分、達成感があります」

土路生「2日間で10テイク撮ったんですが、3回目ぐらいには体力的に限界を感じてくるんです。そんな時は監督さんたちが〈あと1回で終わるから〉と言ってくださるので頑張るんですが、それで戻ってくると〈もうあと1回ね〉と言われて、最後の方はそんな言葉も本気にしていませんでした(笑)」

瀧野「階段を駆け登るだけでも大変なのに、ダンスの運動量も息が切れるほど凄くてまさに体力勝負でしたね。メンバー同士で支えあったから最後までできたのであって独りだったらできなかったと思います。ドローンが木に突っ込んでしまったり、階段を登りきった後で撮れてなかったのが分かったりとハプニングもあって、毎回撮る前にはメンバー全員でドローンに〈がんばって!〉って声援していました。メンバー16人とドローンが一体となって頑張ったPVです(笑)」

――カップリング曲“出航”はいよいよ完成する船上劇場でPVを撮影していて。

瀧野「どこを取っても船に関する歌詞やタイトルがSTU48っぽくてうれしいです。まだ工事中の船上劇場での撮影だったのですが、これまで〈延期〉とか〈予定〉という発表が続いたので本当に船は実在したんだって思うと、これから完成していくのが楽しみです」

岩田「これまで16人選抜やユニット曲が多かったので、メンバー全員33人による楽曲をいただけたのがとても嬉しくて。PVの撮影も全員でわちゃわちゃしながら撮ったので楽しかったです。船上劇場が完成したら、ぜひ工事中のこの映像と比べながら観てください」

石田「私はてっきり船型の劇場を造って公演するもんだと思っていたので(笑)、実際に乗船して床が揺れているのを感じたら、改めてここに立つのに相応しいメンバーになろうと思いました。この曲の衣装も白いオーバーオールで船乗りみたいですよね」

土路生「STU48もこれから何期生までも成長していくと思いますが、建造中の船の上での撮影はこの33名でないとできないことだし、ここからのSTU48を私たち自身が創っていくんだなとすごく感じました」

――今回が2枚目のCDリリースですが、前回はCDショップに見に行ったりしましたか?

石田「私はAKB48さんが大好きでCDショップに行ったときはいつも試聴とかしていたので、自分たちのCDが入っている試聴機があったことが信じられなかったです」

岩田「私も地元山口のCDショップにおじゃましたら、いつも見ていた場所にとても大きな看板を造ってもらっていて、瀬戸内のみなさんもCDを喜んでくださっているんだなって感じて、もっと頑張ろうと思いました」

瀧野「棚に自分たちのジャケットが並んでいるのを見て、CDデビューしたことを実感しました。近くのCDショップに寄るたびに売れ切れていたり、追加されているのを見てうれしかったです」

土路生「私がショップを覗いたときに、ちょうどファンの方が私たちのCDを見てくださっていて、本当にSTU48を応援してくださっている方っているんだって実感しました」

――では、セカンド・シングルがリリースされた時も?

全員「絶対に行きます!!」

 


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