サイケデリック・トランスを持ち味として2017年に始動するも、メンバーの脱退を機に昨年8月からミミミユとブラジルの2人体制での活動が続いていたMIGMA SHELTER。この3月にユブネ、ミソニー、シャイシャイコ、タマネの4名を迎え、6人体制でのライヴも披露したばかりだ。
「2人での活動期間が長すぎて、メンバー6人になることがまず嬉しかったです。それと、久しぶりに来てくれるお客さんも多かったから、お客さんの顔が見れたのも嬉しかったですね」(ミミミユ)。
「私は去年の10月に新メンバーとして合格が決まってたんですが、それから何もない期間が長すぎて、なかったことになってるんじゃないかと思ってました(笑)。やっと正式にMIGMA SHELTERになれたと感じました」(ミソニー)。
「ブラジルちゃんみたいな顔面力が欲しいです。私、キリッとした顔ができなくて、ライヴ中のカッコつけ方がわからなくなるんですよね」(シャイシャイコ)。
「ライヴに関しては悔しいことが多かったです。終わった後に映像を観たんですが、自分のパフォーマンスから何も感じなかったのが悔しくて。全力でやったつもりだったけど、伝えられていないのでもっともっとがんばらなきゃ」(ユブネ)。
そのように決して満足のいく初舞台ではなかったようだが、今後に関しては「一人一人を成長させて、それをグループに還元したい」(ミミミユ)、「みんなそれぞれ良いところが違うので、それを伸ばしていけるようにしないと。タマネはダンスが上手くて、ユブネは覚醒したらいちばん狂ったパフォーマンスをしてくれそう。シャイシャイコはスタイルもキレイでステージ映えする。ミソニーは歌が特に良いので歌でグループを引っ張っていってほしい」(ブラジル)と、早くも気持ちは前を向いているようだ。そんな彼女たちから6人体制で初となるシングル“Parade's End”が届いた。
「MIGMA SHELTERの曲のなかではポップなほうです。サイケデリック・トランスと言っているけど、アイドルしか聴かない人にも入りやすい曲だと思います。〈愛憎Freeze TV〉の前の音がかわいくて魔法みたいな音してるんです」(ユブネ)。
楽曲そのものはもちろん、「フォーメーションに注目してほしい」(ブラジル)、「前後移動が多いから、迫力があって、見応えがあると思います」(タマネ)、「曲だけ聴いた時と実際のライヴとで印象の違う曲ですね」(ミソニー)と、パフォーマンスも必見。カップリングの“the Answer”と合わせて要注目の内容となった。そうして動きはじめたばかりの6人だが、4月19日にはさらに7人目のメンバーとして有坂玲菜が加入予定。元THERE THERE THERESの彼女は、6人にとって同じ事務所の先輩にあたる。
「自分たちが入ってすぐのタイミングでの加入なので、話題を持っていかれるのが不安な部分もあるけど、心強い部分もあります。年末年始にブラジルちゃんとれーれ(有坂)ちゃんがコラボで“the Answer”をやってたんですけど、それがすごくかっこよくて、似合っていて」(ミソニー)。
「一緒にいたら感化されることが多そうな人だなという印象です。もっと近くで見ることで勉強になることが多そう。楽しみです」(タマネ)。
「単純に嬉しいです。全部もってかれると思います。顔面力ある人だし。でも、しがみつけるようにします」(シャイシャイコ)。
「事務所では先輩にあたるけど、〈後輩として接して〉と言われているので気を遣わずにいこうかと思ってます」(ミミミユ)。
「むちゃくちゃ心強いです。気を抜くと飲み込まれちゃうので負けないようにがんばります」(ブラジル)。
MIGMA SHELTER
(後列左から)ユブネ、タマネ、ミミミユ、シャイシャイコ、(前列左から)ブラジル、ミソニーから成るアイドル・ユニット。AqbiRecのオーディションに合格したミミミユを含む6人組として2017年2月に始動。同年7月のファースト・シングル“Svaha Eraser”を皮切りに、10月の配信シングル“Amazing Glow”、12月のEP『ORBIT EP』とコンスタントに作品を重ねる。2018年に入ってメンバー脱退が相次ぎ、活動休止を経て8月にミミミユと新加入のブラジルによる2人組で活動を再開。今年3月よりシャイシャイコ、タマネ、ミソニー、ユブネを加え、4月19日には有坂玲菜の加入も控えるなか、このたびニュー・シングル“Parade's End”(MUSIC@NOTE)をリリースしたばかり。