結成40周年も間近に控えた6年ぶりの新作は、通算17作目にして現編成で初のアルバムだ。〈反理性の時代〉という表題が示すように、不寛容な時代や国内の混沌に向けたメッセージはいつも以上に鋭く辛辣で啓蒙的なもの。そんな意思表明をアグレッシヴかつモダンに響かせたのは初顔合わせのプロデューサー、カルロス・デ・ラ・ガルサ(パラモア他)で、幕開けの“Chaos From Within”からメロディアスに駆け抜けていく。