スタジオ作としては5枚目。2017年の前作『Cybersex』は豪華客演陣を迎えたトラップ基調のダークな一作だったが、今回はゲストなしで訥々とメロウな楽曲を紡いでおり、ヴォリュームは過去最多の18曲だ。ドラッグ禍によって〈27クラブ〉に入りかけたという出来事が大きく影響しているようで、回復してリフレッシュした心身で作った楽曲は、チェインスモーカーズあたりに共通する麗しいポップネスがある。