マイク・ポズナーとのユニット、マンションズでも活動する在LA白人シンガーの通算4作目。フェミニンでファッショナブルな佇まいと、ショウビズ界に身を置きながらその虚栄も自覚するSNS時代の刹那的スター……というスタンスを、ドレイク以降のモードやトラップ・ソウルに乗せて心許なくナイーヴに歌い綴る様からはナルシズムが甘く漂う。ジューシーJを迎えた“Juicy Sweatsuits”あたりのポップさも聴きどころ。