ソロ名義では約13年ぶりとなるオリジナル・アルバム。〈精力的〉という言葉では到底収まらないほどのハイピッチで発表してきたシングル曲をはじめ、メランコリックな旋律とギター・リフが激走するビートと絡み合う、フロム・アッシュズ・トゥ・ニューのマット・ブランディベリーをフィーチャーした“SICK”や、洗練されたエレクトロニクスを押し出す“ANOTHER MOMENT”、獰猛かつ重厚なグルーヴで攻め立てる“SET IN STONE”など、VAMPSで築き上げてきたダークな空気感のラウド・サウンドを軸にしながらも、より美麗さや気品を感じさせる仕上がりに。USツアーに合わせて楽曲を先行配信してきただけあって、世界中のロック・リスナーを熱くさせんとする野心、意思、矜持に満ち溢れた一枚だ。