裏方活動の充実ぶりもあってか、前作から4年経っていたことに驚かされるゴスペルの雄による最新作。パワフルで優しさにも溢れるクワイアを統率し、ナレーションで煽る作法は従来通りで、すでに大ヒットしている“Love Theory”や60sモータウン調の“OK”といったキャッチーな曲から壮大なバラードまで、流石の説得力だ。スラップ・ベースのファンクからNOLA流セカンド・ラインに移行する“Spirituals”も快演。