連載

Hiro-a-keyが選ぶ〈コロナ時代の1曲〉

【アーティストと音楽関係者が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉】

私たちの日常の風景をすっかり変えてしまった、コロナ禍。それはまた、私たちの音楽の聴き方にも少なからず影響を及ぼしたと思います。以前好きだった音楽を受け付けなくなったり、あるいはそれまでスルーしていたような音楽に突如として心を奪われたり……。

そこでMikikiでは、ミュージシャンやレーベル関係者、レコード・ショップ関係者、ライブハウス関係者など音楽に関わって仕事をする人々に〈コロナ禍以降、愛聴している1曲〉を訊ねる新連載をスタート。その回答は一人ひとりのいまの心情を映し出すと同時に、災いに見舞われた人々に対して音楽がどのような意味を持つのか、そのヒントにもなるのではないでしょうか。 *Mikiki編集部

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Hiro-a-key

芯のあるハイトーン・ヴォイスとファルセットでヒップホップ、ジャズ、ソウル、ロックまでジャンルレスに歌いこなすマルチ・シンガー。幼少期をNYとLAで過ごし、マーチング・バンドでアルト・サックスを担当。本場のビッグバンド・ジャズからヒップホップまで様々な音楽に影響を受ける。帰国後、歌に目覚め本格的に活動を開始。英語と日本語のグルーヴを使い分け、歌のみならずラップ的なアプローチからビートボックスなど声を使ったすべての表現を縦横無尽に行き来し、ライブではサンプラーやキーボードも駆使。海外での活動も多く、アメリカ、カザフスタン、香港、韓国、ドイツ等世界中を飛び回る。

 

コロナ禍以降、特に愛聴している1曲は何ですか?

Kirk Franklin “Love Theory”(2021年2月25日の〈Tiny Desk (Home) Concerts〉より)

今年2月に公開されたライブ動画。NPR(アメリカの非営利・公共のラジオネットワーク)主催の〈Tiny Desk Concert〉のステイ・ホーム期間中に開始された企画〈Tiny Desk (Home) Concerts〉に参加した、Kirk Franklinと彼のバンドのライブから1曲。売り出し中のアーティストをピックアップする事が多い印象の企画でしたが、30年近くゴスペル・シーンで活躍してるKirk Franklinが〈Tiny Desk〉に初登場。出だしのKirkの掛け声に毎回元気を貰います。

ゴスペルといえば〈歌〉、しかも大勢で歌う事が多いですが、今回は6名のシンガー(女性4名、男性2名)がKirkを支えてます。とても6名クワイヤーとは思えない迫力の声で圧倒されては、気がつくと一緒に家で歌っています。鳥肌ものです。原曲や他のライブver.は、クワイヤーの人数がもっと多かったり、楽器もさらに重なっているのですが、この規模感でも見どころ、聴きどころ満載。

ベーシストの支え具合からの遊び心、ドラマーのタイトさ(動画の後の曲ではいい感じに暴れてますw)、キーボードのちょっとした音色使い、そしてKirkのリーダーシップ。いつも本人は歌うと言うよりかは、牧師さん的な立ち位置でミュージシャンをリードし、お客さんとのつなぎ役が多いポジション(?)なんですが、このコンサートではピアノもちゃんと弾いてるし、途中シャウトもしてますw

僕はクリスチャンではないので、ゴスペルを語るにはまだまだ勉強不足ですが、毎回得られるこの高揚感はなんだろうと感じてます。少しでも早く大勢で歌える日がきますように。

 


LIVE INFORMATION

Hiro-a-key Trio × SAITO RYOJI "THE LIVE"
2021年5月20日(木)東京・渋谷 Under Deer Lounge
開場時間:18:00(Hiro-a-key trioの出番は19:00頃予定)
料金:前売り 2,500円+1order/当日 3,000円+1order
配信:https://twitcasting.tv/c:underdeerlounge/shopcart/74245
チケット予約:http://under-dl.jp/

■出演
Hiro-a-key Trio:Hiro-a-key(ヴォーカル他)/小林岳五郎(キーボード、シンセ・ベース)/中村亮(ドラムス)
SAITO RYOJI

■DJ
Ya(Village Ram)
博士(9BALL / PARTY FIVE)

※感染対策、人数制限、アルコール提供無し、時短営業。

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