ブラジルのヴォーカリストであるタチアナ・パーハとのデュオ・アルバム『Lighthouse』が高い評価を受け、改めて注目を集めるアルメニア出身のピアニスト、ヴァルダン・オヴセピアン菊地成孔のラジオ番組でも絶賛され、過去にはスペインFSNTからのリーダー作もリリースしていた彼が、自身のグループ=VOCEヴァルダン・オヴセピアン・チェンバー・アンサンブル)で5月に行ったライヴの模様をYouTubeで公開した。

同ライヴにはピアノのヴァルダンにフルートチェロマリンバなどなどのプレイヤー、そして前述のタチアナを加えた総勢11名が参加。ジャズ室内楽、各国の民族音楽などさまざまな要素が溶け合った荘厳で美しいアンサンブルを楽しむことができる。

同じくアルメニア出身の新鋭ピアニストであるティグラン・ハマシャンや、タチアナとも関わりの深いブラジルはミナス新世代の一派らとも共鳴する、現代ジャズやその周辺音楽の潮流の一端をぜひチェックしてみてほしい。