BES、GRADIS NICEらとのジョイント作に、配信番組に連動した7インチの毎月リリース、そして各種客演にライヴ、さらに16FLIPとしてはジョージア・アン・マルドロウとの楽曲制作など、精力的な活動に拍車がかかるISSUGI。単独名義のオリジナル作としては6年ぶりとなる新作は、盟友BudaMunkやWONKのメンバー、Cro-Magnonの金子巧、MELRAWら演奏陣とのセッションをベースにした内容で、MONJUやSIck Team名義曲の再構築も交えた変則的な構成に。生のグルーヴの妙味はKOJOE客演の“MISSION”などに見る通りだが、生音をピースとして配する小技の効いた“ONE RIDDIM”は、清冽な響きが秀逸なBudaMunkの仕事。耳に残るラインをちりばめた歌詞もISSUGIらしい一曲だ。