mol-74のベーシストも務める髙橋涼馬と仁木稔貴によるバンドが送り出す初のミニ・アルバム。ドリーム・ポップ調のバンド・サウンドにベッドルーム感のあるプロダクションを混ぜ込み、繊細な詩情を綴った歌を乗せて、ファンタジックでいてどこか痛切なポップ・ミュージックを作り上げている。エレクトロニカ的な音像でフィッシュマンズにも通じる浮遊感を醸造する“ついさっきまで”がことのほか胸に迫る美しさ。