ジョン・マクラフリンと、タブラ奏者ザキール・フセインが中心となって活動していた「Remember Shakti」のオリジナルメンバー三人によるアルバム。本作はシャンカー・マハーデーヴァンの伸びのあるヴォーカルをフィーチャーし、シンセサイザーによる空間表現と、タブラの響きが合わさって、実に神秘的なサウンドを生み出している。近年のソロ作品で見られたような、「4th Dimension」と名付けられた凄腕メンバーによるバンドとの、超絶技巧の応酬が繰り広げられるド派手な内容からは一変。本作では、また一味違う“神がかった”演奏を堪能することが出来る。