物語性の強い音楽を紡ぐシンガー・ソングライターの2作目は、〈夢の館〉に集まったさまざまな夢をコンセプトにしているだけあって、寓話のように不可思議で異国情緒溢れる世界観に思わず引き込まれてしまう一枚に。実際に物語を読み聞かせるような“ルンペル”、悲しみに濡れる街並みをオーケストラル・ポップで表現した“雨の街”など、湯浅篤、ササノマリイ、detune.ら馴染みの面々による幻想ポップなアレンジも中毒性高し。