新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、多くのイベントが自粛/中止を余儀なくされている昨今。先日報じたceroの電子チケット制ライブ配信など、この状況を打破するための試みも増えつつあるが、東京・新代田のライブハウス FEVERはYouTube課金制システムの導入を検討しているという。この度、FEVER代表の西村仁志氏がInstagramでリスナー/オーディエンスにYouTubeチャンネル登録のお願いについて投稿した。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「FEVER西村からのお願い」 皆様こんにちは。新代田FEVERの西村です。 目に見えない敵にヒリついているこの世界で、皆様にお願いがあります。 FEVERも延期、中止のライブが多くなっています。 そんな中でライブハウスの音を止めない為には?と考え、 協力してくれるバンドと、イケてるスタッフ一同とで YouTubeで4カメを駆使して配信中です。 これがまた素晴らしく…演奏者のテンション、スタッフのガッツ、その都度上がるクオリティ… 毎回心の涙が止まりません。 こんな状況はいつまで続くのか?誰にも分からない。 このまま売上も無く、お店が回らない状況では音も止まってしまう。 そこで、投げ銭、課金制などやり方は模索中ではありますが、 その1つとしてYouTubeの課金性システムの利用を考えています。 ただ、これが誰でも使えるということではなく、 *1000人以上のチャンネル登録数 *4000時間の再生回数 これをクリアしなければなりません。 このハードルをクリアする為に皆様にお願いしたいことがあります。 具体的には 1,YouTube FEVERチャンネルの登録 2,現在配信したライブの視聴 この2つをお願いしたいです。 下記、YouTube LIVE HOUSE FEVER Channelです。 https://www.youtube.com/user/LIVEHOUSEFEVER このお願いがFEVERからのアカウントではなくなぜ西村個人のSNSでと思う方もいると思いますが、 やはりライブハウスは夢の詰まった場所であり、FEVERはカッコいいライブハウスであり続けたい、という気持ちがあり、まずは今までFEVERを支えてくれた皆様に自分が頭を下げたいと思った次第です。 とはいえ広げて頂きたいのでシェア歓迎、結果一般の方々まで広がっても嬉しい限りです。 現在残っているアーカイブ、是非ご覧ください。ライブの熱量、ガッチリ伝わってきます。 あと、デッカイことを言いますが、 もはやスタッフやFEVERを守らないと、という意識はもちろんありますが、 「新代田からライブハウスカルチャーを守るぞ、守る以上に攻めるぞ」 という意識の方がでかくなっています。 LIVEHOUSEの先輩の方々、若造が生意気言ってすいません。 でも、本気でそう思ってます。 FEVERなら出来るんじゃないか。 っつうか、出来る。 FEVERの決め台詞「新代田から世界へ、羽根木から宇宙へ」 このタイミングで変えます。 新しい決め台詞は 「新代田から宇宙へ、羽根木から未来へ」 皆様、頼らせて下さい。 皆様、頼って下さい。 西村が出来ること、なんでもやりますので。 何卒宜しくお願いします。 LIVE HOUSE FEVER代表 西村仁志 #新代田FEVER #livehousefever

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FEVERでも延期/中止のライブが多くなっているなか、FEVERはYouTubeチャンネルを使い、無観客でのライブ映像配信をスタートしている。これまで、小野雄一郎、チャレンジオノマックと竹内サティフォ(ONIGAWARA)による弾き語りイベント〈青いイナズマ2020〉と、フラワーカンパニーズとうつみようこ&YOKOLOKO BANDが対バンした〈月刊フラカンFEVER 2020 vol.3〉を配信。これら2公演はアーカイヴが公開されている。

今回、西村の発した依頼は、FEVERがYouTubeの課金制システムを利用できるようになる以下2点の条件――
・1,000人以上のチャンネル登録者数
・4,000時間以上の視聴回数
をクリアすべく、ユーザーにチャンネル登録と配信されている動画の試聴をお願いしたい、というもの。

西村の投稿には、早くも多くのリスナーやミュージシャン、音楽関係者が応援の声を上げている。今後も、セカイイチやFRONTIER BACKYAD、chie、YKCMが配信予定となっているので、ぜひ登録/試聴してほしい。先の見えない時代でのライブハウス、ひいては音楽の未来に関わるFEVERの挑戦を、今後も注視していこう。