新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、多くのイベントが自粛/中止を余儀なくされている昨今。先日報じたceroの電子チケット制ライブ配信など、この状況を打破するための試みも増えつつあるが、東京・新代田のライブハウス FEVERはYouTube課金制システムの導入を検討しているという。この度、FEVER代表の西村仁志氏がInstagramでリスナー/オーディエンスにYouTubeチャンネル登録のお願いについて投稿した。
FEVERでも延期/中止のライブが多くなっているなか、FEVERはYouTubeチャンネルを使い、無観客でのライブ映像配信をスタートしている。これまで、小野雄一郎、チャレンジオノマックと竹内サティフォ(ONIGAWARA)による弾き語りイベント〈青いイナズマ2020〉と、フラワーカンパニーズとうつみようこ&YOKOLOKO BANDが対バンした〈月刊フラカンFEVER 2020 vol.3〉を配信。これら2公演はアーカイヴが公開されている。
今回、西村の発した依頼は、FEVERがYouTubeの課金制システムを利用できるようになる以下2点の条件――
・1,000人以上のチャンネル登録者数
・4,000時間以上の視聴回数
をクリアすべく、ユーザーにチャンネル登録と配信されている動画の試聴をお願いしたい、というもの。
西村の投稿には、早くも多くのリスナーやミュージシャン、音楽関係者が応援の声を上げている。今後も、セカイイチやFRONTIER BACKYAD、chie、YKCMが配信予定となっているので、ぜひ登録/試聴してほしい。先の見えない時代でのライブハウス、ひいては音楽の未来に関わるFEVERの挑戦を、今後も注視していこう。