前作も良作だったが、この12作目もそれに引けを取らない会心作。今回はエリック・ピーターソンいわくオールドスクール・スラッシュを意識したらしく、みずからの原風景に立ち返った一枚と言える。わかりやすいリフ、ミッドテンポの重心の低い曲調、そして、チャック・ビリーのうねりを上げる極太ヴォイスも迫力満点だ。ヴェテランの強味と旨味を効かせたフック抜群の曲調にテンションは上がるばかり。最高!