こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。

NYのアーティストを紹介する〈TOWER & HEAPS DOOR: NY MUSIC〉とアジア各地の音楽を紹介する〈TOWER ASIA DOOR〉という2つのYouTubeチャンネルを新設​してから、1か月が経ちました。

NYチャンネルでは、HEAPS MAGAZINEの協力もあり、個性豊かなアーティストを多く紹介できています。HEAPSによるコメントもとても刺激的なので、そちらも読みながら聴いてみてください。

アジア・チャンネルでは寺尾ブッタさん、内畑美里さん、関俊行さんの協力のもと、すでに20もの楽曲を紹介しています。いずれの楽曲も台湾と韓国の素晴らしいアーティストによるもので、インディー・ロックからヒップホップまで、音楽ジャンルは多種多様です。

ぜひ、2つのチャンネルを訪ねてみてください。音楽ファンにとって、世界の見知らぬ音楽への扉になれば幸いです。

それでは今回も、TOWER DOORSが注目する新人アーティストへのメール・インタビュー企画〈6つの質問〉をお届けします。いままで質問に答えてくれたアーティストの楽曲は下記の再生リストにまとめました。

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今回登場してもらうのは、“Comedy??”という楽曲を提供してくれた碧海祐人(オオミマサト)です。

碧海祐人は、愛知を拠点に活動する宅録音楽家。2017年頃からYouTubeなどで楽曲を発表し、2019年12月に正式なファースト・シングル“秋霖”をリリース(“秋霖”はTOWER DOORSで紹介した楽曲です)。彼の類まれなセンスによる音楽の評判は、インターネットを中心にがリスナーの間でじわじわと広がっています。

軽やかなリズムと、R&Bやジャズ、ポップなどを織り交ぜた繊細なメロディーが碧海祐人の音楽性の特徴。J-Pop的なメロディーと流麗なブラック・ミュージック性の同居は、星野源や米津玄師をほうふつとさせる瞬間も。またTom MischやJamie Isaacなど、英サウス・ロンドンのシンガー・ソングライターたちとの共振も感じます。気怠げでシルキーな甘い声で歌われる独特な世界観の歌詞にも注目。君島大空やTOWER DOORSが紹介してきた浦上想起、松木美定などが好きなリスナーにぜひおすすめしたいアーティストです。

それでは、碧海祐人の魅力に〈6つの質問〉から迫っていきましょう。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「愛知県出身です。小さい頃から近くに音楽はありましたが、本格的に制作を始めたのは、大学生の時です。パソコンを購入した際、入っていたGarageBandで遊び始めたのがきっかけです」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「最近の自分の曲に直接的に影響を与えたのはceroさん、君島大空さん、米津玄師さん等があげられると思います」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“Comedy??”

「好きな映画、その時々の思考、見ていた物など、制作を始めた時に僕の周りに漂っていたものを断片的に辿っていく中で生まれ、形作っていった記憶があります。ある種の自己満足ですが、自分の中の慙愧やその遣る瀬なさと寄り添うことの中で、僕なりのポップスを表現しました」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

「佐々木海真さん、をあげさせて頂きます。TOWERDOORSさんでも以前取り上げられてると思いますが、同じ愛知県で活動している最高のトラックを作られる方です。他にも注目してる方はたくさんいらっしゃいますが、コミニュケーションが苦手で、交流というほど連絡等取っていないことが多いですね、、」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「浦上想起さんの“新映画天国”。この方の楽曲は僕の常識を悉く打ち破ってくれて本当に好きです。基本の枠組みはもちろん、コーラスワーク、SEの使い所、アレンジの縦横無尽さ、全てのバランス感が素晴らしく、新しいと感じます」

「LULU、marsh willowさんの“HAZE”。marsh willowさんとはInstagramで1年前ほどから交流があり、以前からEPなど大好きなのですが、この曲は特に新しさを感じました。音の配置や余韻が絶妙で、アンビエントソウルっぽくもチルアウトっぽくもある感じが僕の好みすぎます。どちらの楽曲も今後、一生聴くと思います」

6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「現在EPを制作中です。今回の“Comedy??”も収録される予定ですので、楽しみにしていてほしいです。また音楽を発表する上で付随する表現として、動画や絵の制作なども積極的に行なっていきたいと思っています」

 

今回TOWER DOORSが紹介した“Comedy??”は、OvallやKan Sanoを手掛けるbig turtle STUDIOSのエンジニア、藤城真人さんがミックスとマスタリングを担当したそうです。それも納得の響きですよね。

彼の作品は、正式にはまだ2曲しかリリースされていませんが、その音楽を聴けば成熟ぶりは一目瞭然だと思います。最後に制作中だとEPが楽しみですね。まとまった作品を聴けることが、本当に待ちきれません。

また、彼が影響を受けたアーティストとして挙げていた米津玄師の楽曲“パプリカ”を、アコースティック・ギターとヴォーカルの多重録音によるカヴァーした動画がYouTubeに上がっています。すでに3万回以上再生されている話題作なので、ぜひチェックしてみてください。

 


RELEASE INFORMATION

碧海祐人 『Comedy??』 ウルトラ・ヴァイヴ(2020)