クイーンとのチャリティー曲“You Are The Champions”も記憶に新しい彼が、それに先駆けて発表したこのソロ作は、先行EP『Velvet: Side A』から連なる一枚。トミー・イングリッシュの“Superpower”、ナイル・ロジャーズとの“Roses”といったキャッチーな目玉はEPで開陳済みだが、ハード・ロック“Love Don't”や幻想的な“On The Moon”、しめやかな終曲“Feel Something”などの初出曲もより繊細な〈Side B〉を伝える好曲揃いだ。