インタビュー

石丸幹二、デビュー30周年の節目に同時リリースの自選ベスト盤『The Best』とデュエット盤『Duets』を語る!

Photo:Atsushi Nishimura/Sony Music Labels Inc.

デビュー30周年! 自選によるベスト盤とゲストを迎えてのデュエット盤を同時リリース!

 石丸幹二のデビュー30周年を記念するアルバムが2タイトル同時にリリースされる。『The Best』と『Duets』だ。タイトルが示すように前者はベスト盤で、後者はデュエット集になっている。

 「劇団四季時代から始まり、心に強烈に残る曲をまんべんなく収録したいと思ったら、軽くCDのリミットである80分を超えてしまう。ミュージカル俳優としては、代表作に限らず、デュエット曲も出来るだけ入れたいと悩むなかで、ならば、敢えて絞り込まずに2タイトルに分ければいい、という選択をしました」

 ともに30年の足跡が詰め込まれた内容になっていて、主に出演してきたミュージカルの劇中歌が並ぶ。

 「過去の録音を聴き直すなかで、気付いたのは、レコーディングのシチュエーションによって歌唱の声を変えているんですよ。たとえば、ミュージカルの公演に近いオーケストラの編成で歌う時は、劇中の声のような、自ずとキャラクターを背負った声になっています。けれど、バンドであったり演奏家とのコラボだったりとアレンジが異なる時は作品の世界から離れて、新たな曲として歌うようにしていて……」

 それが聴いた時の多彩さにつながっているのだと思う。それにしても人気作品への出演が多い。このなかで特に思い出深いのはどの作品になるのだろうか。

 「何度も公演を重ねている『ジキル&ハイド』の代表曲“時が来た”でしょうか。初めて本作に向き合う前に、作曲のワイルドホーンから、もっと肉食になってスタミナをつけないと僕の歌は歌えないよ。なんて冗談っぽく言われたことがありました。確かに“時が来た”は、何小節にもまたがるロングトーンで歌うところがあるので、スタミナは必要です(笑)」

 ベスト盤には劇中歌だけではなく、名曲“マイ・ウェイ”も収録。「人生の応援歌にしたい」との理由からコンサートでも歌う定番曲だという。

 また、『Duets』には女性に限らず、井上芳雄とデュエットした“闇が広がる”と“リリーズ・アイ”の2曲を収録。共演はないが、芸大声楽科出身の同窓だ。

 「ほかにも一路真輝さん、檀れいさんとは共演経験がありません。その時のタイミングで一番楽曲にふさわしい方として参加をお願いをしてきました。新録曲は『ジキル&ハイド』から“ありのままの”を舞台の相手役である宮澤エマさんとデュエットしています」

 さて、コンサートの生配信に初めて挑むという。

 「安心してライブに行けるまで、と我慢しつつも、本当は音楽を楽しみたいと思っている方のために企画しました。無観客ライブであっても、こちらの熱量はいつもと同じですので、期待していただきたいですね」

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