待望の2作目が到着。前作でのブレイクから2年の間に歌唱面をブラッシュアップしたのか、“Ew”での切々としたファルセットからディプロ作“Daylight”での落ち着いた低音まで、安定感を増した印象。聴き心地の暗さや湿り気も後退している。ただし彼らしい陰や孤独を背負いつつもロマンティックな曲たちは、今回も刺さる人には深々と刺さるはず。荒涼とした中に光が当たるような“Mr. Hollywood”以降の終盤の展開が素晴らしい。