先日のディズニー公式カヴァー作も記憶に新しいなか、オリジナル・アルバムとしては2年半ぶりとなる7作目をリリース。〈Serph節〉とも評される音のファンタジアは健在だが、〈冬の空の移り変わり〉をテーマに掲げた今回は多幸感を増した煌めきと希望に満ちた仕上がり。ピアノの旋律が物憂げな表題曲を筆頭にストーリー性に富んだ楽曲群は、どこか懐かしく狂おしく胸を揺さぶる。メロディーセンスと構成力が冴え渡る快作!