ベスト盤やプラネタリウムのサントラを経て、オリジナルとしては3年ぶりとなる6作目。〈架空のロードムービーのためのサウンドトラック〉をコンセプトに、ブレイクビーツやドラムンベースを採り入れ、彼特有のファンタジー要素とダンス・ミュージックの享楽性がさらに加速した印象だ。サンプリング・コラージュと歪んだベースがトリッキーな新境地的ロウビート・トラック“artifakt”など、この溢れ出る才能には脱帽するばかり。