2020年秋に配信リリースされていた4枚目のアルバムがついにフィジカルでも登場。ロックダウンで隔離中の期間も利用した制作には、アデルやケンドリック・ラマーとの仕事で有名なエンジニア、ベアトリス・アルトラが参加。前作に続いての〈海ジャケ〉が示すように、センチメンタルで透明感のある美しさが感じられる。いい意味でルーツ感は希薄になり、よりメロディアスな部分が強調された快作だ。