アーロン・デスナー(ナショナル)とジャスティン・ヴァーノン(ボン・イヴェール)によるプロジェクトが、セルフ・タイトルの初作(2018年)以来となる2作目を発表。その間に互いが見せた活躍ぶりは説明するまでもないが、なかでもパンデミック期の大きな成果となるのはテイラー・スウィフトの2作品『folklore』『evermore』に他ならない。そのレコーディングと並行して本作の作業も進められていたようで、実際に似通ったテイストを見つけることは容易だ。タイトルを名付けたというテイラーは先行カットの“Renegade”と“Birch”にフィーチャー。他にもアナイス・ミッチェルやフリート・フォクシーズ、ソングライターとして売れっ子のイルジーら多くの客人も交え、優美で穏やかな音世界が堪能できる。