ミネアポリス・サウンド一筋!と、リッキー・ピーターソンのHPのバイオにあるのが目を引く。プレイヤーとして、作曲家としてプリンスを支え、デヴィッド・サンボーンのパートナーとして20年近く彼の音楽を支えてきた。ジェームス・ブラウンとボビー・バードのような関係を思い浮かべなくもない。身に染みついたこのミネアポリス・サウンドなるものが、この二人に限らず、アーティストたちをリッキー・ピーターソンに惹きよせる強力な磁場を形成しているのだろう。そんな彼の久しぶりのソロ・アルバムは、ホーン・セクションを従えてオルガンを中心に組み立てられたR&Bサウンド。アルトサックスとオルガンの絡みがセンス良くアンサブル。さすが。