ファンキー・サウンド満載の『フロム・マイ・ソウル』でアルバム・デビュー!
自己のバンドや、〈the day〉(仲井戸麗市、中村達也、KenKen、蔦谷好位置)、さらにS-Kenのプロデュースによる山口美代子(ds)がリーダーの女性ニューオリンズ・ファンク・インスト・バンド〈BIM BAM BOOM〉などで大活動中のアルト・サックス奏者/前田サラが、血湧き肉躍るファンキー・サウンドを詰め込んだデビュー・アルバム『フロム・マイ・ソウル』を完成させた。デヴィッド・サンボーン(as)のバンド・リーダーとしても知られているキーボード奏者、リッキー・ピーターソンがプロデュースを手掛けている。
「私名義のアルバムですが、サックスとバック・バンドという聴こえ方ではなく、みんなで反応し合っているサウンドにしたいと事前にリッキーに伝えました」
彼及びプリンスのサポート・ミュージシャンたちとアメリカ・ミネアポリスでレコーディングを決行。言葉を越えた次元で繋がる喜びも体感した。
「スタジオ入りするまで正直、不安な部分もあったんですが、すぐにプレイヤーとして認めてくれて本当に嬉しかった。彼らと過ごした5日間で、これまで気が付かなかったモノが明確に見えましたし、意識がより高くなったように思います」
処女作に収めた自身の軸となるソウル、ファンク、ゴスペル、ブルース、R&Bのフィーリングは、彼女が想いを伝えられる世界であり、その嗜好を形成したのはシンガー・ソングライターを目指していた牧師であり、現在も曲作り及び教会で演奏活動を続けている父親の影響も大きい。
「幼少の頃から音楽に囲まれて育ちました。小学校4年生の時にドラムを叩きはじめ、その頃からミュージシャンになりたいではなく、なると思っていましたね。中学に入ってからは吹奏楽部でクラリネット、家ではサックスを吹き、教会で演奏もしていたんですよ」
だからといって、学生時代の彼女は決して目立つ存在ではなく、当時のクラスメートからは“いつの間に!”と驚かれているとか。
「楽器を持つと人が変わると言われます。それ以前に吹いているところが想像出来ないとも言われちゃうんですけどね(笑)」
現在、24歳。すでに様々なジャンルのミュージシャンたちとステージを重ねている前田サラ。アルバム・デビューを機に活躍の場が拡大するに違いない。
「今後も好きな人たちと自分が納得出来る音を出しながら、日本の音楽シーンを盛り上げていきたいです」
引き寄せ運も強い彼女だけに“キャンディ・ダルファーやデヴィッド・サンボーン、メイシオ・パーカーと共演したい”という願いも近い将来、実現しそう。
LIVE INFORMATION
Debut Album “FROM MY SOUL” Release Live
○2016/2/26 (金)19:30開演 会場:Motion Blue Yokohama