藤川千愛が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉

【アーティストと音楽関係者が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉】

私たちの日常の風景をすっかり変えてしまった、コロナ禍。それはまた、私たちの音楽の聴き方にも少なからず影響を及ぼしたと思います。以前好きだった音楽を受け付けなくなったり、あるいはそれまでスルーしていたような音楽に突如として心を奪われたり……。

そこでMikikiでは、ミュージシャンやレーベル関係者、レコード・ショップ関係者、ライブハウス関係者など音楽に関わって仕事をする人々に〈コロナ禍以降、愛聴している1曲〉を訊ねる新連載をスタート。その回答は一人ひとりのいまの心情を映し出すと同時に、災いに見舞われた人々に対して音楽がどのような意味を持つのか、そのヒントにもなるのではないでしょうか。＊Mikiki編集部

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藤川千愛

日常の鬱憤や葛藤から恋心までを独自のユニークな視点で歌い、YouTubeの総再生回数は4700万回を超える令和デビューのシンガー。2018年11月に開催されたアコースティック・ライブにてデビュー。テレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」主題歌やアニメ「盾の勇者の成り上がり」「デジモンアドベンチャー : 」「無能なナナ」ED主題歌、千鳥ノブが作詞した西日本豪雨災害への復興ソング“あの日あの時”など話題曲多数。テレビ東京系ドラマParavi「にぶんのいち夫婦」オープニング・テーマ“片っぽのピアス”が配信中。

コロナ禍以降、特に愛聴している1曲は何ですか?

藤井風 “帰ろう”（2020年作『HELP EVER HURT NEVER』収録）

半ば引き篭もるように生きたこの一年半、私がもっとも聴いた曲は、藤井風さんの“帰ろう”です。生きること、死ぬこと、について否応なしにも考えさせられた中、とりわけ〈怖くはない、失うものなどない、最初から何も持っていない〉というメッセージに、随分と気持ちが楽になったものです。歌や歌詞だけでなくミュージック・ビデオも素晴らしく、手放すことが前進に繋がるということが、映像を通して聴くことでより具体化されているようで、何度も観返しては、どう生きるべきか考えさせられました。

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LIVE INFORMATION
藤川千愛ワンマン『メメントモリ』

2021年8月22日（日）東京・渋谷 TSUTAYA O-EAST
開場／開演：16:00／17:00
チケット前売り：3,000円＋ドリンク代（6歳以上チケット必要）
※前方椅子席／後方スタンディング（全自由）
一般発売日（先着）：2021年7月24日（土）20:00

■注意事項
・過去14日以内に新型コロナウイルス感染症陽性者との濃厚接触がある方、もしくは陽性者発生施設の利用がある場合はご来場をお控えください。
・過去14日以内に海外に滞在していた方、または当該の方との濃厚接触がある場合はご来場をお控えください。
・入場時の問診票への記入、登録をお願いいたします。必要に応じて、保健所等の公的機関へ情報を提供する場合がございます。
・入場時の検温、手指消毒にご協力ください。
・37.5度以上の発熱がある方は、入場をお断りさせていただきます。
・場内では、鼻までしっかりとマスクのご着用をお願いいたします。ご着用していない方の入場はお断りさせていただきます。
・飛散防止対策として、コールなど声を発する行為は禁止とさせて頂きます。
・前方は椅子席。後方は立ち位置自由のスタンディングとなります。場所取りはお控えください。
・撮影、録画、録音は公演を通して禁止となります。
・転売禁止。
・再入場、飲食物の持ち込み禁止。
・アルコール販売無し。泥酔者の入場不可。
・他のお客様の迷惑となる行為は全面禁止。注意事項、ルールをお守り頂けないお客様に対しては、退場処分とさせて頂きます。
・特典会におきましても、マスク着用、参加時の消毒、換気、ソーシャルディスタンスを徹底した形での開催となります。運営スタッフの指示に従っていただきますようお願いいたします。

RELEASE INFORMATION
“片っぽのピアス”