アマーロ・フレイタス(Amaro Freitas)『Sankofa』ビル・エヴァンスの流麗さとモンクの挑戦性、ディアンジェロの灰汁が共存する傑作

2021.10.13

エルメートやジスモンチらブラジリアンの系譜とアーマッド・ジャマルら〈間〉のジャズ・ピアニストの系譜を継ぐアマーロ・フレイタスのセカンド・アルバム。 アフロ・ブラジリアン音楽〈マラカトゥ〉やブラジル全土で愛されるダンス・ミュージック〈バイアォン〉など土着的パーカッシヴなリズムをジャズに持ち込んだ驚異の前作『Rasif』(2018年)から3年振りの今年重要作。概念や格言を意とするタイトルを掲げた本作は、既に唯一のフレイタス流ジャズイディオムと濃密なリズムとアンサンブルが融合した規格外の仕上がり。ビル・エヴァンスらの〈流麗〉やセロニアス・モンクらの〈挑戦〉は勿論、ディアンジェロらネオ・ソウル勢の〈灰汁〉を共存させた傑作。

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