【愁のルーツ盤】

LIMP BIZKIT 『Chocolate Starfish And The Hot Dog Flavored Water』 Interscope(2000)

「リンプ・ビズキットの『Chocolate Starfish And The Hot Dog Flavored Water』(Interscope)がいちばん聴いたアルバムかな。海外に留学した友達がいて、そいつがお土産で買ってきてくれて。高校時代によく聴いてましたね。いまでも通じるところがあるなって思います。当時は日本でも山嵐とかRIZE、UZUMAKIとかラウド・シーンが盛り上がってて。最初の音楽の入りはポップスだったんですけど、そのあたりを聴いて衝撃を受けました」。

 

【左迅のルーツ盤】

清木場俊介 『清木場俊介』 rhythm zone(2005)

「清木場俊介さんがすごい好きで。日本武道館でのライヴ映像をたまたまTVで観て、その時にファースト・アルバムの『清木場俊介』(rhythm zone)に収録されてる“唄い人”を歌ってたんですよ。生き様というか魂の叫びが歌に乗ってて、観てるだけで涙が出て。自分が歌ってる理由だとか、俺はこのスタイルでやってくんだって曲なんですけど、それがすごく胸に響いたんですよね。こんだけ熱い歌を歌ってる人いいなって思って、そこから歌に対する気持ちが変わりました」。

 

【Яyoのルーツ盤】

DIR EN GREY 『GAUZE』 FREE-WILL(1999)

「DIR EN GREYの京さんの表現力は凄いなあって思ってて。中学2年ぐらいの時に、メジャーで最初のアルバム『GAUZE』(FREE-WILL)から聴きはじめたんですけど。〈Family Values Tour〉でコーンといっしょになった時は〈マジか!〉って思って。日本と違って機材が整ってないような環境で海外ツアー回ったり、ハングリー精神じゃないけど、気持ちの持ち方、すげえタフな考え方がカッコイイと思いますね。人間的にも共感できます」。

 

【弐のルーツ盤】

SLIPKNOT 『Iowa』 Roadrunner(2001)

「俺がへヴィー・ミュージックにハマったきっかけはスリップノットの『Iowa』(Roadrunner)でしたね。初めて聴いた時は〈うるせえな〉って思ったけど(笑)、いつの間にか中毒になってて。普通のギターのレギュラー・チューニングだとあのへヴィーな音は出なくて、〈これどうやってんだ?〉って徹底的に研究しました。自分のなかにへヴィー・ミュージックっていう一本の軸みたいなものが生まれたきっかけのバンドです」。