独特の世界観によってヴィジュアル・アーティストとしても注目を集めるナット・チミエルの音楽プロジェクト、ユールが待望の2作目を完成。ドリーミーなASMRサウンドもシューゲイザーもアンビエントも、どこか壊れたコンピューターから漏れ出たように作用するグリッチ感で絶妙に機械的な雰囲気に仕上がっており、それが彼女自身のポスト・ヒューマン的な佇まいとリンクして私たちを電脳化された世界に導いていく。