最早グラミー常連となった現代最高峰のジャズ・シンガー、セシル・マクロリン・サルヴァント。シーンに確固たる地位を築き上げた彼女が名門Nonesuchに移籍して第一弾となる作品。ケイト・ブッシュ“Wuthering Heights”などセシルの表現力豊かなヴォーカルと珠玉のアレンジが堪能できる5曲のカヴァー曲と、7曲のオリジナルで構成された本。〈亡霊〉〈ノスタルジア〉〈憧れ〉をテーマとしたストーリーによって結実したセシルの自己表現。彼女の内面から湧き出てくる様々な感情が、その圧倒的なヴォーカルによって流れ込んで来るかのよう。