デビュー・シングルのみで大注目を集めたというロンドンの8人組即興音楽集団が、待望のファースト・アルバムを完成。アコースティック・ギターのミニマルなアンサンブルを活かしたヴォーカル曲“IWR”などもすでに絶賛されていて、UKフォークやジャズ、ポスト・ロックなどが融合した音像はかつての音響派を思い起こさせる興味深いもの。20年経って何かが一巡りしたような、あのアヴァンな心地良さを思い出す人も多そうだ。