デイヴ・スチュワートをプロデュースに迎え、ナッシュヴィルで録音した7年ぶりのアルバム。本人が〈ダスティ・スプリングフィールドやバート・バカラック、ディオンヌ・ワーウィックのようなクラッシーでタイムレスな曲〉と語っているように、レトロなだけでない、品のあるソウルを聴かせる好盤だ。そんななかでも、ステイプル・シンガーズを思わせる南部ムードな“You’re My Girl”での味わい深い歌い込みは彼女ならではだろう。