ワールドワイドに人気を博すサイケデリック・バンドの5作目。どの地域とも形容し難い民族音楽感と謎めいた語感がツボの“Monaka”を皮切りに、時空を駆けるようなスリルに満ちた高速アンサンブルから突如まったりとしたメロディーへ着地する“Cardboard Pile”、日本語歌唱がやけに新鮮な“Yayoi, Iyayoi”など、予測不能の危うい展開にどこまでも陶酔できる最高な仕上がり。それだけに無期限の活動休止が惜しい。