AORリヴァイヴァル勢の中でも頭一つ抜けた存在と言っていいロンドンのデュオ。ショーン・リーのソロやママズ・ガン新作を経た2年半ぶりの4作目は、ドナルド・フェイゲン“New Frontier”にも通じる“West Side Jet”など、アコースティック楽器やコーラスを巧みに使い、いままで以上にウェストコースト色の強いサウンドが印象的。アンディ・プラッツのヴォーカルも力強さを増し、ファルセットの多用も見事だ。