当初は前作『Single Album』との2枚組でリリースされる予定だったアルバムの2枚目は、多彩な音色で横幅を広げるよりも、NOFXらしい疾走曲が詰め込まれた痛快な一枚だ。ジャームズに捧げた“Darby Crushing Your Party”、マット・スキバ(アルカライン・トリオ)との共作曲“Punk Rock Cliché”があったりと、肩肘張らないパンク・スピリットで豪快に突き進んでいる。飽きのこない快作である。